古くから、沖縄のやちむんには”化粧掛け”が必要不可欠でした。
沖縄の赤土は鉄分が多いため、焼くと赤褐色になります。
そこで、うつわを白く美しく見せるために、「化粧掛け」という技法を用いてきました。
白化粧土と呼ばれる陶土を、うつわの表面に施すことで、赤い素地を白く見せることができるのです。
琉彩ブルーにも、化粧掛けが施されています。
化粧土を、作家の手によってひとつひとつ刷毛で塗り、質感を出しています。
そして琉彩ブルーの濃淡様々なブルーは、複数のコバルトの顔料を調合し、独自に作った釉薬をかけています。
多種類の釉薬を使うことで、沖縄の深く鮮やかな青を表現しています。